2005年08月02日

インタビュー前に思うこと

8月1日。
今日から8月なんだな〜と思う。当たり前の感想ですが実は違う。
新刊の原稿の完全締め切りがあと45日になった、ということです。
しかしなんだろう。この焦燥感。
前2作とは全く違います。
理由はわかっています。
いままでの本は、自分の体験や考えてきたことのアウトプットだったのに対して、
今回の本は、インタビューが多く、アウトラインは把握しているものの、
本の全体像がまだ見えていない部分があるのです。

あ、そうか。

私は、いままでそう思ってきたのですが、自分の考え、発想を補完するのがインタビューだったんだ。
なんだか新聞記者にでもなった気持ちでいました。
今、この文章を書いていて、自分の考えを修正することができました。

そうか、そうか。

取材相手が誰であれ、これはあくまでも取材であり、事実を伝えるというよりは、
自分の仮説、予測を検証する、というスタンスだったんです。

お恥ずかしい話なのですが、いままで取材相手に気の利いた質問をしなくては、とか
こんなことを聞いたら相手に失礼だな、とか、そんなことばかり気にしていました。
しかし、8月2日、朝5時前に起床して、そばにあったノートパソコンに
夢で思いついた質問内容をボーッとしながらうち続けたのを読んでみると、
これはたしかに自分の仮説の検証質問でした。
顕在意識では必要以上に取材について意識していたのに、深層意識では、ちゃんとわかっているんだな。
なんだか浮ついていて、恥ずかしくなってきた。
昨日もかなりピリピリしていたし。

段々落ち着いてきました。
ブログの効果って、こういうところにもあるんですね。
たぶん、この文章も本が出た後で読み返すと「ああ、こんなふうに思ってたこともあったな」と
思い返すに違いありません。

なんでこんなに取材について意識しているかというと、
少し前に私自身がうけた雑誌の取材でイヤな思いをしたからなんです。
その人は、ものすごく横柄で、タメ口、まあそれはいいのですが、
誰かから紹介してもらったとかでお見えになったのですが、
なにも調べていなかったんです。ただ紅茶のサイトを運営している、ということだけ。
トップページのプリントアウトだけをもってきていて、
私の名刺には会社の事業内容や趣味、著書等も掲載しているのですが、
その名刺も見ていなくて、名刺に書いてある内容を平気で質問してくるのです。
あと、私のプロフィールを質問してくる。
で、なんかちょっとネットショップの成功事例を話すと、「具体的には?」と
おいしいところを聞き出そうとすることばかり。
で、冒頭から、私が「今回はどういった企画の取材なのですか?」と
取材意図をお聞きすると、「いや、特にないんです。ECがどういう感じなのか、とおもって」
できるだけ協力しようとは思いましたが、質問内容が支離滅裂で要領を得なかったので、
「こういう形ではいくら時間があってもたりません。今後もよろこんで協力させていただきますので、
企画内容を詰めていただいたほうがいいかもしれません」と言ってしまいました。
とても後味の悪い、なんだか悲しくなる取材だったのでです。

私は、通常取材をするときには、「今回はこういう企画で、私はこの件に関してはこう考えているのですが、
その件につきましてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします」
と、掲載媒体と企画意図、質問内容の概略を最初に説明します。
あと、取材相手とその会社について、できるかぎり調べていきます。
著書がある場合は読んでから、他の雑誌等の記事があったら、できるかぎり目を通して、
質問内容がかぶらないようにします。すでに知ってしまっていることを
わざわざ時間をかけて改めて質問する必要が無いからです。

そして当たり前ですが、できるだけ相手にしゃべっていただくようにして、
相手があまりしゃべらないときは、こちらが会話の主導権を握りながら「同調モード」に
移行していく、というふうに進行します。
この辺は7月1日の「教わる技術」ワークショップで解説しました。
やっぱり使えるよな、このワーク。なんちゃって(^^ゞ

まあ、そういうことで、今日8月2日は午後から取材にいきます。
こちらからは、私とオールアバウトのスタッフが2名、それから出版社さんが手配してくださった
カメラマンさん、それともしかすると編集の方、すごい数です(^^ゞ

明日も同様の取材があります。
明後日も今、とても興味のある分野の取材がはいっています。
明々後日も、午前中、出張前に取材です。
先週の金曜日も取材をしたので、4本連続です。
これを一気に記事にする予定です。
今週末にはやくも原稿の締切があるからです。

あ、このプレッシャーって、取材の、というよりは原稿締切のプレッシャーだった(ToT)

pfactory at 07:37│Comments(0)TrackBack(0) IT情報関係 

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